《MUMEI》

岡ヤンはコースを10周くらい走ると、ピットに戻ってきた。

予選・決勝も未だこれからということもあり、スタミナを温存したい考えなのだろう。


岡ヤン『久しぶりに走ったから慌てたわ〜』

メットを脱ぐ岡ヤンの額には大粒の汗が滲み、前髪が貼りついていた。

(いい男が台無しだ…)


岡ヤンはツナギを上半身だけ脱ぎ、水筒のドリンクをがぶ飲みしていた。

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