《MUMEI》
帰りの車
「先生さよーならっ☆また明日学校でねっ♪」



『さようならっ』








俺と木下は校門の前で別れた。











俺は自分の車を取りに学校の裏にある駐車場へ向かった





車のキーを右ポケットから出してドアに差しこんでロックをあけて運転席に乗り込んだ









さっき頑張りすぎたせいかちょっと疲れていた俺は、ハンドルにデコをつけてため息をついた





『‥はぁーぁ、俺は何をやってんだか‥‥』






無意識に独り言までぼやいてしまった




22で教師になって24でこの都立校にやってきてから1年が経って、
今俺は25だ。





初めて生徒とこおゆう関係をもったのはこの学校にきてすぐだった


高3の女子生徒。
別に可愛かったし断る理由なんてなかったから、した。




それから5〜6人?に誘われたりして、するようになった




別に女に不自由してる訳でもロリコンな訳でもない。特定の彼女がいないだけで、やろうと思えばそんな奴たくさんいる

ただ、断る理由がなかった。本当にそれだけ。

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