《MUMEI》
高校1年、初夏。
その日あたしは微熱があって、

でも、そこまでひどくないから授業に出ることにした。


―やっぱちょっとキツイかも…


そう思ったあたしは昼休み、友達のマキに付き添ってもらって、
保健室で少し寝ることにした。

マキが見に行くと、保健室には先生が居なかったらしく、
『先生探してくる!先に行ってて!!』
と言うマキの指示通り、


―渡り廊下を歩いている時だった。


『危ない!!!!』


―そんな声が聞こえた気がしたけど、
朦朧とした頭では、何も判らなくなっていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫