《MUMEI》
地図
その頃俺たちは、地図に沿って歩いていた。


「腹ヘった!飯!飯!飯!」


「シンヤうるさい。」


「腹減った!」


「ねぇテンアちゃん、朝ご飯にしようよ。僕たちが朝ご飯作るから。」


「分かった。水は必要か?」


「うん、近くに川とか湖とかある?」


テンアは地図を見た。俺も覗きこんだ。


『古い地図だな。』


「あのくらいの村なら、立派な方だ。」


『そうなのか?そういえば、5万リンって人間界で、いくらぐらいなんだ?』

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