《MUMEI》
ウールの想い
死界、死都にあるウール家にて

「ザルエに会いたい…会いたいよ……」

ウールわベッドの上でうつ伏せになりペンダントを握り締めながら涙を零しながら呟いていた…そんな時、不意に声が聞こえてきた

「ウールそんなに悲しまないで…そんなに悲しいのなら会いに行けばいいじゃない」

ウールはその声に聞き覚えがあるようだった

「そんな……この声…もういないはずなのになぜ?」

「ペンダントにこめられた想い…があなたに反応したのよ」

「ペンダント……」

「そう、あの子があなたに渡したペンダント…」

「でもなぜザルエのお母さん…レミールさんの声なのですか?」

「それわ…ごめんなさい私にもわからないわ…」

「そう……ですか…」

「あの子に会いに行きたいんでしょ?」

「はい!」

ウールわザルエに会いに行くために地上界に旅立つ事にした

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