《MUMEI》

参ったな…。
 
まぁでも 体育逃げ出すわけにもいかないな…
 
やるしかない!!
 
選択授業の後 更衣室で体操着に着替え 私は誰よりも早く体育館へ向かった。 
 
ってゆーか休み時間やることないし…
 
「なんだ仲坂、早いな まだ休みじかんだぞ??」
 
「たまには早く来て先生の手伝いでも〜って あ!ボール運びますね!」
 
「偉い!!ありがとな!!」
先生は笑顔で私の髪の毛を軽くクシャクシャにした。 
「ヘヘッ」
どうしよう…先生に恋したみたい。
 
その時の私は死にたいという気持ちと 昨日出会ったオオカミのことなんてすっかり 忘れていた。

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