《MUMEI》 この場所は前に来た時と同じであった。違うのは携帯3つ分の明かりがあるということぐらいだろうか。俺はいつ刺されるか解らない背中を少しでも庇おうと壁を背に蟹歩きをしていた。 そんな様子を二人は見ていたのだろうか。暗くていちいち反応は見れなかったが、もし俺のこの奇怪な行動を見ていたらこの不気味な場所を5倍増しぐらいにはしていたであろう。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |