《MUMEI》
緊張…MAXレベル
すっかりやる気を無くした RZ が、コントロールラインを通過し、すごすごとピットに戻っていった。


程なくしてゼッケン7の NSR がスタートする。

マシンはバックストレートを加速しながら小さくなっていった。


このマシンがコースを1周回ると、次はいよいよオレの番だ。


オレの心臓はバクバクと激しく波打っている。


(落ち着けぇい!)

オレは目を閉じて NSR のタンクに両手を置いていたが、その手は小刻みに震えていた。

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