《MUMEI》 「行羽どうした?不安か?」 「そんなことねぇよ!」 「そっか。まずは住むところを探そうか。」 兄貴は笑って、俺の手を握り、歩き出した。 「なっ!兄貴離せよ!ハズいだろ。」 「迷子になると大変だよ。」 「子供扱いするなよ!」 「子供扱いはしてないよ。弟扱いをしてるんだよ。」 「同じようなもんだ!」 兄貴はいつも優しかった。 いつも、俺のことを気にかけてくれた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |