《MUMEI》
復讐
大樹は冷たい手に驚き悲鳴を上げた。その正体を突き止め様と必死だったが大樹の目には視えなかった。でも妻には視えて居る様で妻の視線の先を大樹は追っていた。暫くして妻が、こう語った。「私は昔から良く視るのよ。律子さんは、もうこの世の人ではないわ。律子さんが現れたのは一週間程前で、彼女は私にこう言ったわ」「昔、大樹に捨てられた」って・・・「その時、妊娠していたの」ってね。妻は俺の恐怖もおかまいなしに言葉を続けた「律子さんアナタの子を身ごもったまま死んだのよ」大樹は自分の心臓を掴まれているかの様で声も出なかった。「律子さんアナタの側に、これからも居たいって言ってるの」だから私、律子さんと約束したのよ。「アナタと別れれば私は幸せになれるってね」「だから別れてね」」

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