《MUMEI》
お昼のひと時
今日もやはりカフェは繁盛して、お客さんが多く忙しかった。
いつもは昼には休憩に入れるのだが、今日は無理な様なので、先に愛美と江島さんだけが抜ける事になり、一條と菜々だけになってさらに忙しかった。
おまけに一條とは今気まずいので、やりにくいのだ。
取りあえず今は忙しくて、しゃべる暇がないだけまだマシだった。
愛美は江島と2人でお昼を食べにいった。
愛美が
「今日は忙しいですねぇ〜すごい疲れますよねぇ〜」
と江島にいった。
「そうだね。」
とだけ江島はいった。
愛美は心の中で
(あ〜あどうせ休憩がかぶるなら佐山さんがよかったなぁー江島さんってあんま話した事ないし…。なんか愛想ないし〜ちょっと苦手なのよねー。菜々チャンもいないし〜ハァ〜。)と考えていた。
愛美がそんな事考えているなんて知らない江島は、
「この店入ろうか。」
といって愛美と一緒に入っていった。

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