《MUMEI》 「倒産したくらいだと?」 「あぁ!」 「いいよな、お前は…。今じゃ超有名人だもんな。 倒産なんか想像出来ないもんな…。 俺とは違って、これからのこと、ちゃんと見えているもんな。」 「何が言いてんだよ!」 「俺とお前は作りが違うんだよ!俺は凡才だ。 いや、凡才以下だ…運もつきねぇ。」 俺は兄貴の襟を離した。 「なぁ行羽、金くれよ。」 「あぁ?」 「今日、全財産全部使ったんだ。」 兄貴は俺に笑いかけた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |