《MUMEI》

俺は寝ている行羽に近づき、首を絞めた。


弟を
殺すことに
迷いはなかった…。


「う゛…。」


兄貴何を…。


俺は兄貴の手を掴み、首から離そうとした。


「行羽、俺のために死んでくれよ。」


兄貴は微笑みながら、俺の首を強く強く締めていった。


「う゛…。」


息が出来ない…。


苦しい…。



手に
力が入らない…




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