《MUMEI》

「そう言うことで、俺は兄貴に殺されたんだ。」


「そうだったんですか。」


「俺は死神が来るまで、兄貴をずっと見ていた。

あいつ俺を自殺に仕立てやがった。
それに、俺の金を全部競馬に使って、超大金持ちになりやがった。」


「怨んでいるんですね。」


「そうだ。俺はこの手で兄貴を殺してぇ!

でも、俺の体は霊体。人間に触ることは出来ない。

そんなある日、俺の目の前に死神が現れ、俺を死界に連れてった。

いく途中に、お前のことを話した。」


死神って
まさか…。

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