《MUMEI》

「お前には感謝している。さぁやってくれ。」


「はい。」


すると、俺の耳についていたイヤリングが、砕け落ちた。



僕は椅子から降りて、沙三河行羽に近づいた。


「本当にサンキューな。清々しい気分だ。」


僕は沙三河行羽の体に触れ、霊体を魂に戻した。


霊体…
魂が変形したもの。



僕は魂をビンに入れた。


「売買終了です。」


僕は椅子に座り、ビンを床に置いた。

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