《MUMEI》

「いーけど…、俺人のやった事ないから上手く出来るかなあ」

俺は膝立ちになってパックを開け、ジェルを秀幸の顔に塗る。



やっぱ俺と違って髭が濃いなあと思いながら…。
俺はまだまばらにちょこちょこだから、剃るのも簡単に済む。



「髭ジェルなんかあったんだ…、エッチの時
ハンドクリームよかこっちの方が良かったか?」




ニヤニヤしながら言われてもう、めっちゃ恥ずかしい!




「もう!エッチ…、
ほら…剃るよ?」











なんとか剃ってあげて、仕上げに熱いタオルで顔を拭いてあげる。




「はい!終わりっ」


「うー!サンキュー!はぁ…、ゾクゾクしたあ!…なあゆうちゃん…」


「ん?」




「ゆうちゃんが…欲しくなっちゃった…」





…分かってたけどさ、
途中から…、段々大きく…なってきてたし…。

「うん…」





俺は秀幸の首に腕を伸ばし、抱きつきながら唇を合わせた。

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