《MUMEI》
「いーけど…、俺人のやった事ないから上手く出来るかなあ」
俺は膝立ちになってパックを開け、ジェルを秀幸の顔に塗る。
やっぱ俺と違って髭が濃いなあと思いながら…。
俺はまだまばらにちょこちょこだから、剃るのも簡単に済む。
「髭ジェルなんかあったんだ…、エッチの時
ハンドクリームよかこっちの方が良かったか?」
ニヤニヤしながら言われてもう、めっちゃ恥ずかしい!
「もう!エッチ…、
ほら…剃るよ?」
▽
なんとか剃ってあげて、仕上げに熱いタオルで顔を拭いてあげる。
「はい!終わりっ」
「うー!サンキュー!はぁ…、ゾクゾクしたあ!…なあゆうちゃん…」
「ん?」
「ゆうちゃんが…欲しくなっちゃった…」
…分かってたけどさ、
途中から…、段々大きく…なってきてたし…。
「うん…」
俺は秀幸の首に腕を伸ばし、抱きつきながら唇を合わせた。
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