《MUMEI》

「琉音ちゃん、調子はどうですか?」


「はい、大丈夫です。いつも通り本も読めます。」


「そうですか。あまり無理しないで下さいね。」


「はい。」


「それから、ちゃんと薬を飲んで下さいね。」


「はい。」


「それじゃ、また後でね。」


「はい。」


先生は病室を出て行った。


あたしの視力は
1.0もあった。


今は0.3…。



病気は
確実に進行している…。

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