《MUMEI》

「うん。そうだね。」


彼は最近、あまり元気がない。


最近
無理して笑ってる…。



「ねぇ、もし病気が治ったら何したい?」


「そうだな。僕はバイトをしたいなぁ。琉音ちゃんは?」


「あたしは、もちろん学校に行きたい!」


「琉音ちゃん、学校大好きだもんね。」


「うん。」



私はいつも
彼に救われた。


彼の笑顔に…


彼の言葉に…。

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