《MUMEI》 病室------------------ 「あら琉音、おかえり。外は気持ち良かったでしょ。」 「うん。」 お母さんは、新しい花を花瓶に入れていた。 私はベッドの上に座った。 「ねぇ琉音、手術受けてみない?」 「えっ…。手術…。」 あたしは、お母さんのいきなりの言葉に、驚きを隠せなかった。 「そう、琉音が外に行っている時に、先生がいらして、話して下さったの。」 「そう…。」 前へ |次へ |
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