《MUMEI》

雲に隠れた月の夜。

俺はコンビニに行って明日の昼飯を買って家に帰ろうとした時。

「ん?」

何かの気配に気付いた。

そこに視線を動かすと夜の学校があった。

固く閉ざされた校門の上から何かが飛び降りる。

俺は電柱の影に隠れて様子を伺った。

よく目を凝らしてみると人影がうっすらと見えた。

(…泥棒!?)

その人影は反対側の方へ走る。

その時、雲が動き月が姿を出す。

月の光が人影を写し出す。
制服を着た女性の後ろ姿だ。

(あの後ろ姿…北大路?)

そう思った瞬間、漆黒の闇に紛れて消えた。

(…何で学校に?)

学校を見てみるが明かり1つ無い。

沈黙の闇が学校を支配する。

(…とりあえず家に帰ろう)
俺は家に向かって歩いた。

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