《MUMEI》
不安
「だからですねぇ〜別に菜々チャンの事疑ってるわけじゃぁないんですけど…なんか嫌なんデスー。」
と愛美が江島にいった。
江島は、
「……そういえば、最近2人仲いいよな…。」
と低めの声でいった。
「ですょね〜!なんか怪しいですょねぇ」
「……澤木さん…は佐山さんが好きなのかな…ハァ…」
と言うと江島はため息をついた。
「…ぇッ…?」
と愛美が驚いた様に聞き返した。
「な…何?」と江島。
「……もしかして、江島サンって菜々チャンの事…好きなんですかぁ!?」
と聞いた。
「えぇぇぇ!ゴホッゴホッ…!ちっちがッ…」
江島は飲んでいたお茶をむせた。
「大丈夫ですかッ?!江島さん。」
「…う…ゴホッ…ぅん大丈夫だよ…。」
「好きなんですね…」
「……ぅ…いゃ好きって言うか…まぁ…す…き…かな…?」
江島は顔を真っ赤にして答えた。
「…えー意外だァ〜!全然気付かなかったですょー。」
「頼むからこの事は言わないでくれ。」

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