貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》File.17 少年と極秘会議
少年は露骨に嫌な顔をした。
きっと子供扱いされるのが嫌なんだろう。
少年は麗子さんに連れられて4課のオフィスの奥にある客間に入って行った。
「なんなんでしょうね。」
「さぁ?ガキよ?親身になるほどつけあがるわよ。ほっときなさい。」
そう言うと薄井さんは席を立ち千鳥足でタバコを買いに行ってしまった。
ジョンさんは相変わらず黙々と色塗りをしていた。
すると客室のドアから麗子さんが出て来て僕に手招きした。
「なんですか?」
「いや…その〜彼の話聞いてあげてください!」
麗子さんは深々と頭を下げた。
どうしよう…。(苦笑)
警視庁ー会議室。
各部署の部長が円形の机に沿って置かれた椅子に腰かけている。
「柳君。一体いつまで待たせるつもりだね?」
「まだ彼らでははやすぎます。」
まるで裁判のような緊張感ただよう会議の話題の中心は柳だった。
「たしかに期待は持てます。しかし、まだ現場経験のあいつらを変える何かがない限り特殊警察創設は難しい。」
「…任せよう。…ところで…君の後任だが…前田君で良いんだな?」
「はい。」
「では君は本日を持って4課から特殊警察への転属が決定した。」
「了解しました!」
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