《MUMEI》

「魔神さん、さっき言っていたことが本当だとしたら、もう時間ですよね。」


「はい。」


僕はビンを出した。


「分かりました。琉音ちゃん、お別れだね、会えて嬉しかったよ。じゃあね。」


彼は元の小さな丸い物に戻り、ビンの中に入っていった。


「待って!さっき話していたことって何?いつ喋ったの?」


「内容は後で教えます。帰りますよ。」


ミイラお化けは、扉を開け出ていった。

あたしもついて行き、最初の場所に戻った。

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