貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
二人を繋ぐ線
あんな事を言ってはや一時間。結局ハブとマングースの睨めっこは崎田の「期待してる。」の一言でしめくくられた。 今さらだけどなぜに崎田雄大という健全な男子校生はあたしを好きになったのだろう? この顔? うーん、だったら学園のマドンナの那奈を好きになるハズ。 この性格? 告られるまでしゃべったこと無かったのに? 唯一あたしと崎田を繋ぐ線は…無い!! 線が無い!!ならどうしてなんだろうか…。 五時間目の数学の時間にあたしの名簿番号が四番だからという理由で当てられた。那奈が投げた消ゴムのかけらにも気付かなかった。それぐらい崎田の事で頭がいっぱいだったらしい。 頭がいっぱい!?!?なんであたしが崎田の事なんて!! あたしは数学の先生の問いにはシカトした(らしい)。自分で気が付かないくらい、崎田で頭がいっぱいらしい。考えたくも無いハズなのに…。

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