《MUMEI》

『秋菜は本当に可愛くていい子ね』


『秋菜…。お前はこれからお前を必要とする人の言うことを聞くんだ』


『秋菜は自分の意見を捨てるのよ』


『秋菜は何の為に生まれてきたの????』













私は秋菜、17歳・高2。

見た目は普通の子。
だけど私は他の人たちと生き方が違う。

私は自分の為には生きていないんだ。

この世の人たちの為に生きているの。


意味が分からないよね。


簡単に言えば私はこの世の人たちの"オモチャ"。


私をお金で買った人たちの言うことだけを聞く。


小さいころにお父さんとお母さんからそう教えられた。


感情さえもない私。


もちろん、恋だってしたことがない。


でもいいの。


私を買ってくれた人たちが満足できれば…。




私を買う人は色んな人がいる。


男はもちろんのこと、時々女もいる。


男の場合、彼女がいなくて欲望まみれの人。


恋人がいなくて"恋人"とゆうものを楽しみたい人。


体だけが目当ての人。


女の場合、友達がいなくて暗い人。


つまらない日々を楽しくしてほしい人。


その他いろいろ。


私はそんな人たちの言うことを聞く。


期間は自由。


長くて3ヶ月。


短くて3日。


その間、私は私を買った人と過ごす。


文句なんて言えない。


私はそうゆう人間に生まれてきてしまったから。


お父さんとお母さんにそう言われたから。


私のお父さんとお母さんはすごい有名な人。


だから2人にも、文句は言えない。







とゆうより、感情がなくなってしまった私は思うことなんて何もない。



ただ、ただ…………………。



言うことを聞くだけ。





私はそうゆう変わった人間。


















でも、そんな私も"あなた"に出会って全てが変わる………。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫