《MUMEI》 死者の国死者(1)で他殺となった男と事故死となった女、そして病死した男と自殺した女、それら4人が三途の川を渡った 4人は同じ日に死んで、同じ列を北へ向かって歩き三途の川を渡っていた そして、ようやく辿り着いたのが死者の国だった そこは、まず入口の門で死因分別される ゴミの様だ それから4人は、おわかりの通り 4つに分別された 殺されたチーム 事故死チーム 病死チーム 自殺チームである まず閻魔大王の元で裁判を受ける 最初は殺されたチームである 判定ポイントは、殺された時の残虐性と殺された人は本当に悪くなかったのかである それによって判決がくだされる 次は事故死チーム これもまた判定ポイントがあり事故の大きさや本当に事故で死んだ人は悪くなかったのかどうかだ そして病死チームだ これは、生前の行いが悪くなかったかどうかで、ほぼ天国行きである 最後は自殺チームである これは、まったなしの卑怯者と呼ばれ、理由はともかく自らの生命を絶ったと言う事で地獄行きである こうして天国と地獄に分別される 良いとも悪いとも言えない死に方をした人は天国にも地獄にも行けずに成仏出来ないのだ 天国にも地獄にも受け入れてもらえなかった人達が浮遊霊や地縛霊になる それから自分が死んだと言う認識がない人達も、さ迷う事になる こればかりは死んでみないとわかりません ≪皆さんカラダは大切に≫ 前へ |
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