《MUMEI》
物凄い力で押さえつけられ身動きが取れない。
つか、恐怖で抵抗出来ない。
上半身には目もくれずジーンズのボタンを外されファスナーを下げられた。
太股までジーンズを下げられボクサーの中に隆志の手が入ってくる。
怖いよ…怖い…
「そんな硬くなんなよ、はじめてじゃねーだろ?」
「な…あるか…こんな…あっ…」
耳を優しく甘噛みされ躰が震えた。
そのまま首筋を辿られゾクゾクしてしまう。
同時に股間を直に触られて…。
「ふぅ…、ぁっ…、
何でこんな…事……、」
「だからたまってんだって…、つか加藤マジでバージン?
可愛い顔してっからヤリマンかと思ってた…」
ジーンズごとボクサーを一気に脱がされ、下半身が完全に露骨に晒された。
「ふざけんな〜!つかこんなん人に見つかったらどーすんだよー、怖いよ、もう止めろよー!」
目頭が熱くなって頬に涙を感じた。
隆志は俺に体重をかけながらカチャカチャとベルトを外している。
「呼ばなきゃ誰も来ねーし…、いーから暴れんなよ?良い子にしてたら痛くしねーから」
隆志はぐっと腰を進め、俺の脚は必然的に大きく開き、高く持ち上がった。
――関節が軋む。
いや、それよりもあり得ない場所に熱く堅い感触が強く押し当たって…、
「ムリだよ!そんなん挿いんねーってば!
ヤだ、ムリ、いヤだ――――っ!!」
俺は必然にもがく。でものしかかる隆志はびくともしない。
「…確かに…やっぱここっていきなり挿んねーのな…」
隆志はすっと俺から離れた。
俺は…放心状態で…動けない…。
しかしまたのしかかって来られて…、俺は大きく息を飲んだ。
ヌルッ…
「な…、やああっ、
なに?…ふぅ…ん…」
「ふふ…ガムシロップだよ…」
さっき押しあてられていた密部に冷たい感覚がし、しかし直ぐに温かくなった。
指先で左右に小刻みに擽ぐられる。
「ふぅ…ん…、ヤだ…、ヤだ…」
「はは、もどかしい?早く指挿れて欲しい?」
「バカ…違う…気持ちワリイ…ヤだ…、もうヤだ…」
―――マジで気持ちワリイ…。
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