《MUMEI》
以外な貫禄
兄貴『もう十分みたやろ?
…見終わったんなら早く退いてくれ…。』

兄貴は落ち着き払った様子で、憤り立つヤンチャ坊主とオレンジ色のチームの奴らに言った。


兄貴も伊達に歳を食っていない。(二十歳だが…)


血の気の多い餓鬼をいなすのは苦手ではないようだ。


それにソイツ等のせいで表を見られない人間は、オレ達だけではなかった。

他チームの連中の冷たい視線も、その少年に突き刺さっていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫