《MUMEI》 *。*懐かしさ*。*お母さんたちは何を話してるんだろう……。 深刻な話なのかな…。 ―コンコン 「はぁ〜い」 「龍也だけど………。ちょっと入れて??」 「どうぞ」 私が答えると龍也くんは申し訳なさそうにドアを開けて、私の部屋に入ってきた。 「愛梨沙…ごめんな…イキナリ」 「(何のことか分からないけど)別に平気だよ!!」 「それと…愛梨沙は俺の幼なじみだから」 また、その話???? 「私たち本当に幼なじみなの?」 「本当だよ」 真剣な瞳だった…。 きっと嘘じゃないんだ。 「分かったよ…私にはよく分からないけど…」 「あと……龍也って呼んでほしいんだけど…」 「あ〜いいよ!!」 龍也は笑顔で"ありがとう"って答えた。 「愛梨沙は俺の一番の女友達だから」 「わぁ〜なんか嬉しいなぁ♪」 「まじで??じゃあ俺は愛梨沙の一番の男友達がいい」 「いいよ!!」 龍也といると何だか楽しかったんだ。 気を使わなくても平気だし、 気が合うし、 話も弾むし!! 私は心の何処かに懐かしさを感じていた。 前へ |次へ |
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