《MUMEI》

―何があっても高校を卒業すると―
 
 
 
お母さん…
 
 
 
「やっぱり死ねない…約束…守らなきゃ」
 
 
 
私はフェンスを再び跨ぎフェンスの中へ戻った。
 
 
オオカミの顔は目を見開き、にんまりと笑っているが 童謡しているのだろう… ビクともしていない。
 
 
 
「…どうして。」
 
 
 
表示を変えず この一言を言うとオオカミは スッと消えていった。

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