貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
期限は三日
なんかあたしと崎田が付き合ってみたら…と考えてみた。 デートに行ってみたら…映画を見に行ってみた。 真っ暗闇の中…席が隣だから崎田との手が触れ合う、そして崎田は…。 いけない!!映画デートなんてもっての他!! じゃ、映画デートではなく、崎田の家に行ってCDを一緒に聴いてみる…隣に座るから崎田との距離が近くて…!?!?もぅこれ以上考えるとlikeorloveはヤバイ方向に行ってしまう。


ガチャッッ。 「姉ちゃん、ポストに手紙入ってたんだけど。男からだよねー。」 弟、咲樹が手紙を持っていきなり部屋に入ってきた。 「ちょっとあんた!!ノックくらいしなさい。それにその手紙あたし宛てでしょう!ちょうだい。」 あたしは咲樹の持っている手紙を何としてでも取ろうとした。 咲樹はあたしよりも身長が15cm以上は高く、あたしがいくらジャンプしても全くとどかない。そして咲樹は手紙を読みはじめたのだ。 「花世。オレは返事はいつでも良いって言ったけどやっぱり変更!3日後には返事くれ。ワガママだって分かってるけどよろしくな。 崎田。」 3日後!?こんな事考える暇なかったんじゃん。 もっと早く言えば良いのに!!崎田!!!! 「へぇー姉ちゃん、崎田先輩に告られたんだぁ。」 咲樹のあたしをからかう言葉も耳には入って来なかった。そこまで3日っていう期限がヤバイって感じたからだろう…。

前へ

作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ