《MUMEI》

沈黙にも慣れ、勢いのついてきた男は続ける。
「それから何回かお前は他の奴らにも告られてたよな。
その度に断ってたみたいだけど、俺は不安だった。
お前をこのまま俺の所につなぎ止めておけるか。
俺は必死になったよ。
お前のために何でもしてきたじゃないか」
男のハンドルを握る手に力が入る。

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