《MUMEI》 喉笛を鋭利なもので一直線にすっぱりと切られ、大きく広がった傷口から流れ出た大量の鮮血が、元は純白だったと思われる女の服を真っ赤に染め上げていた。 首もとの血は乾ききり、一部どす黒く変色している。 男は片手で女の肩をなで回しながらも、しっかりと前を見据え、無の世界へとどこまでもどこまでも車を進ませていくのだった。 前へ |次へ |
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