《MUMEI》

岡ヤン『おい健二どーした?

…フリー走行までまだ時間あんぞ…』

兄貴と岡ヤンが不思議顔でオレを見ていた。


オレ『よく分かんねーけど…とにかく走りたいんよ…』

オレはツナギのファスナーを上げながら答えた。


兄貴『この時間に走らせて貰えるんか?』

オレ『それも分かんない…

…とりあえずダメ元で聞いてみるよ…』


オレはブーツも装着し、如何にも走る気マンマンないでたちで、コースを管理している係員の元へ歩いていった。

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