《MUMEI》 ダメもとで…係員の兄ちゃんは、サーキット入口にある大きなテントの下で、文庫本を読みながら休憩していた。 足元にオレの影が近づくと、係員さんは徐に顔を上げた。 係員の目の前には灼熱の太陽が照り付ける中、全身を革ツナギで武装したオレが立っている。 オレ『あの…いまコースを走ってもいいスか…?』 係員『…。』 馬鹿を見るような視線が返ってきた…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |