《MUMEI》

「ケガはありませんか?」


「うん…。でもやりすぎだよ、79…。」


「問題ありません、そんな簡単に、死ぬやつではありません。」


「そうだけど…。」


すると暗闇から、すごい勢いで青年が走ってきた。


「てめぇ79、なにすんだよ!」


「蹴り飛ばしたのです。」


「そんなの見れば分かるんだよ!それより、まだ生きていたのかよ!」


「はい。」


「だが、もう長くないだろ!」

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