《MUMEI》
ドレス
修吾との同伴当日、6時半にアルタ前だった。 薫は遅れない様に早めに到着した。ほぼ時間ピッタリに「瀬里奈ちゃん!ごめんね!待った?」と、修吾が声をかけて来た。 ≪いいえ、そんなに待ってないです≫と言った。修吾は行きたい所があると言って瀬里奈をデパートのフォーマルショップに連れて行った。≪え?≫「これとこれいいね。着てみてくれない?」≪えぇ、わかりました≫瀬里奈は1着目を着た。修吾は「う〜ん、いいけどね」2着目を着る。≪どうですか?修吾さん?≫「うん!こっちに決まり!」瀬里奈は着るのに忙しくて自分を良く見ていなかった。自分で鏡を良く見る。≪わっ!ロザリーヌ?≫瀬里奈は驚いた。鏡の中にはビロードの濃紺のドレスを着た自分がいた。≪目が青くないだけ≫「よし!気に入ってくれたみたいだね。これ、もらうよ」と店員に修吾は言った(ありがとうございます)≪修吾さん、いいんですか?≫「瀬里奈ちゃんが喜んでくれるなら何て事ないさ」≪ありがとうございます≫

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