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《MUMEI》 番外編―同窓会Ⅱ―「あっ！湊～」 校門の近くに立っていた早紀が駆け足で近寄って来た。 「久しぶり早紀」 「おひさー」 「なんか古くねぇか？」 早紀が凌一を睨み付けた。 「さっ湊♪行きましょ♪」 「ああ‥そうえば早紀は今何してるんだ？」 「スチュワーデスよ」 「似合わねぇよな」 早紀は又凌一を睨んだ。 凌一が少しびびった。 俺は早紀のスチュワーデス姿を想像した。 かわいい‥ 「ぃんや‥かわいいんじゃね？」 「ほ～ら！凌一見る目な～い！」 「五月蝿いやい」 凌一がいじけてしまった。 俺はあえて無視して、早紀を見た。なにやら、名簿にチェックを入れている。 「誰が来てるんだ？」 「ん？はい」 早紀は名簿を見せてくれた。 恵里奈とあいりは一番乗りか‥男は‥卓己と玉木に寺っちもいるじゃん♪ 僕は凌一の腕を引き、教室へ向かった。 15年ぶりの教室に胸が高鳴る。 前へ |次へ |
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