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《MUMEI》 双子の登場「おっはよ〜兄……………何やってんだ〜！！」 全く騒がしい奴だ… こいつは藤丸 木乃佳（このか）三女だ 「落ち着けこのか…」 「落ち着けるか〜！それに兄貴！その手は何だ〜！」 その手とは奈美の頭に乗っている手だろう ハァ…まったくしょうがないな… 俺はベットから下りギャーギャー言ってるこのかに歩みよる そして、このかの頭に手を乗せ撫でてやる 途端…黙る 「これでいいか？」 静かになったこのかに聞く 「………………うん…」 真っ赤になっている こいつの性格はよくわからん 「それよりお前達、さっさと着替えて来たら？」 『あっ！』 三人共まだパジャマだった 二人共慌てて出ていく （俺も着替えないとな） 俺は着替えを済ませて廊下に出る 廊下には見覚えのある顔があった 「おはよう、雫。」 「おはよう、お兄」 そう言って雫がパタパタと駆け寄ってくる こいつは藤丸 雫（しずく）次女だ 雫とこのかは双子だ だが顔は余り似ていない…まぁ二人共可愛いが… 「雫、よく眠れたか？」 「うん、お兄は？」 「う〜んまぁまぁだ。」 そう言って雫の頭を撫でてやる すると… 「……………ほわん…」 本当に気持ち良さそうな顔をする 「お兄…抱っこ…」 雫はよく抱っこを要求する …高校生なんだからそろそろ止めて欲しい… しかし、雫は身長が１５０センチ程しかない、１８０センチある俺を必然的に見上げる形になる…おまけにこいつは自由自在に涙腺を操れる… まったく…恐ろしい妹だ… 「はいはい。」 結局俺は毎回断れず抱っこする 「…エヘヘッ」 まぁ喜んでるしいいか… そして俺は雫を抱えたまま一階に向かう。 前へ |次へ |
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