《MUMEI》

「ケンちゃん…今なんて?…!え?兄弟?」

「おぉ!そうやノブ!俺と五分の兄弟や」

嬉しすぎたよ
俺が16歳、ケンちゃん18歳の時だ





先に死ぬなよ… ケンちゃん






俺はケンちゃんの葬儀中ずっと、こんな事を考えていた…



ケンちゃんは数年前にカタギになっていた なぜカタギなったか…結婚して子供が出来て 何かが変わったのだろう


「俺みたいなモノ葬儀に参加させてもらって、ありがとうございます」


ケンちゃんの奥さんに頭をさげ、葬儀場を後にした

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