《MUMEI》
キスして欲しい?
かくれんぼ開始から十五分脱落者十三名…
生き残り二十名…

時間が十五分経った時点で残り二十人…行けそうだ


あの後俺は奈美を保健室に連れて行き再参加した

「見っけた〜」

また誰か見つかったようだ
鬼は中々優秀みたいだ

「そうだね、見つからないようにしないとね」

「あぁ…ってなんでこのかがここにいる?」

いつの間にいたのか隣にはこのかがいた

ちなみに俺が今居る所は、体育倉庫の上

状況がよく見渡せるし意外に見つからない、いい場所だ

「いやあ、ここなら見つからないかなぁって思って来たら兄貴がいたんだよ」

女の子なんだからもうちょっと普通の場所に隠れろよ
まぁ、このかだしいいか?
「そういえば奈美は?」

「う…」

俺は先程の出来事を説明した

「ふ〜ん…兄貴、奈美に
キスしたんだぁ…」

「しょ、しょうがないだろあいつあれじゃないと止まらないんだから
それにキスって言っても、頬っぺたにだからな!」

「まぁ兄貴が奈美と何しようと私には関係ないけど…一応兄妹なんだからね」

うぅ…このかはこういう事に厳しい…

「…なぁ、このか…」

「何?」

ちょっと怒ってる?とは聞けないので

「…妬いてんの?」

と聞いてみた

「はぁ!?な…なんで私が妬かないといけないのよ!」

しっかり赤くなっている

「このかもキスして欲しいとか?」

仕返ししてやる

「なっ…そっ…そんな訳!………」

あれ?黙っちゃった…

やりすぎたかな?

「…お〜い、このか?」

顔を覗き込む…

顔を反らされる…

怒っちゃった?

「このか〜?ごめん冗談、謝るから機嫌直して?」

ずっと俯いている…

どうしよう…


「……………し……しい」
「ん?」

このかがなんか言った

生憎聞き取れ無かった

「………………て…しい」
「ごめん聞き取れ無い」

「…だから……キス…して欲しい」

「………………は?」

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