《MUMEI》

私は船に乗ってお母さんと二人で帰る事にした。




おばあちゃんは泣きながら見送ってくれた。

雅樹は泣き腫らした真っ赤な目で笑顔を作り、見送ってくれた。



私も泣きながら手を振った。





このあと最悪の事態に陥ることとも知らずに








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