《MUMEI》

「いいえ、結構です。」


「何だと!」


「霊だと魂だけの売買ですからね、僕もあまり時間が無いもので…。」


「そうか。」


ラルドは、肉を食べ終え、細い骨を爪楊枝、代わりに使っている。


「今回は何魂ですか?」


「安くしといてやる。5魂だ。」


「5魂?」


僕はあまりの少なさに驚いた。


いつもなら、ラルドは50魂以上を要求するのに…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫