《MUMEI》
神竜
ある森の奥に神竜が住んでいました。

神竜は寿命が長いため、いつも他の動物の方が先に死んでしまうのです。


だったら


だったら最初から独りぼっちのほうがいいんじゃないか。


神竜はだんだんそう思うようになってきて、生き物達を避けていました。





たまに人間にも会いました。人間は神竜の姿を見るなり酷く怯えました。


神竜はそれがとても悲しかったのです。

神竜の心は氷のように冷たくなっていきました。

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