《MUMEI》 +。。誰―!?。。+出会いとは本当にすごいモノ。 知らないうちに他人じゃなくなっているんだから。 そうゆうこと…… 私たちがよく知ってる…。 高校生活が始まり早、1ヶ月が経ち私たち1年はだいぶ慣れてきた。 今日は5月8日…… あれから桜木海斗や鈴堂優希とはあまり会っていない。 いや…すれ違ったりはしてると思うんだけどね。 やっぱりあの時、出会ったのは偶然だったんだ…。 放課後…… 私は珍しく1人で帰ることにした。 校門まできたとき…… 「梓1人?珍しいじゃん」 「ん?あっ!!隼人くん!!」 私が振り返った先には今日も変わらず格好いい隼人くんが立っていた。 制服似合ってるなぁ〜!! あっ! そういえば…… 「ねぇ、隼人くん!隼人くんのクラスに"桜木海斗"って人いるよね?」 「あ―うん。いた気がする」 いた気がするって………。 「どんな人?」 「おとなしい…いっつも1人でいる」 おとなしい? いっつも1人? 私にあんな態度だったのに? 「友達とか……いないの??」 「さぁ?いつも1人でいるからいないんじゃない??」 寂しい人………。 1人でいて何とも思わないのかな…? 私は絶対に無理だなぁ…。 「桜木海斗のこと気になる?」 隼人くんは楽しそうに言った。 悪魔の笑顔だ! 「気にならないよ!!別に!!」 誤解されたくない! 私は、隼人くんが好きなんだから!!!!! 「ふ―ん…ならいい……」 「隼人お兄ちゃ――――ん!!!!」 え゛っ!? 隼人お兄ちゃん!? イキナリ聞こえた声に私は驚いた。 「げっ………!!!!」 隼人くんの顔は強張っている。 そして……… ―ガバッ なっ!!!!!! 何ですと――!? 抱きついてる?!!? 「お兄ちゃんやっと見つけた☆」 「瑞希っ!!離れろ!!」 だっ誰――――!?!? . 前へ |次へ |
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