《MUMEI》
鬼っ子
ザルエは人影に近づいていくその人影わ幼い女の子だった

「大丈夫ですか?」

「……」

ザルエは女の子の体をゆすって起こした

「……ん…ん〜」

「大丈夫ですか、こんなところで寝てたら風邪ひきますよ?」

「あんた誰?」

「ザルエといいます」

「ふ〜ん、あんた普通の人間じゃないね」

「そういうあなたも人とわ少しばかり違いますね」

「私わリツあんたの言ったとおり人とわ少し違う鬼っ子だよ」

「僕わ地上界の住民じゃないですよ、死神ですから」

「へぇ〜ほんとにいたんだ死神って」

「なぜそんなところで寝ていたんですか?」

「村を追い出されたんだ〜、人間じゃないからってね、それで歩いてこの町の前まで来たところで門が閉まったんだ」

「災難でしたね、僕わ先を急ぐので」

「ねぇ〜」

「何です?」

「一緒に行ってもいい?行くあてもないし人間じゃない同士でさ」

「いいですよ」

「やった、よろしくねザルエ」

死神は鬼っ子という人とは少し違う者をつれてをあてのない旅をつづけるのだった

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