《MUMEI》 「は…?それ、マジ?」 「マジ。」 この新たな情報に、司は目を点にした。 いや、司だけではない。 美樹も優香もポカンと口を半開きにし、洋平を見ていた。 「な…っ、何でそんな大事な事先に言わないんだよ!」 「いや、違うって!言わなかったんじゃないって! さっき急に頭に浮かんできたんだよ!!」 「…どういう事だ?」 「上手くは説明出来ないけど、何て言うか…雲が晴れたって感じ?」 本当に上手く説明できていない。 当然、三人は首を傾げた。 「ま、まぁそれはさて置きだ、井上とその女…え〜っと原田美和子だっけか?どんな話ししてたんだ?」 司は洋平の理解し辛い例え話より、今はその事を優先したかった。 美樹も優香も同じ気持ちらしく、うんうんと首を小刻みに振った。 前へ |次へ |
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