《MUMEI》 岡ヤンがコントロール・ラインを通過したとき、突然兄貴が口を開いた。 『ハハ(笑)…アイツ三味線弾いてやがる…』 オレには何のことか理解出来なかった。 兄貴が言った"アイツ"とは岡ヤンを指すのか、それともパンチパーマなのかという事も解らなかった。 ただ嬉しそうな笑い声を伴っていたので、好ましい状態らしいという事は、なんとなく理解できた。 兄貴は狐につままれたような顔をしているオレに、ある物を見せてくれた…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |