《MUMEI》
転校生は俺の隣
「はい!男子騒ぐな!」


先生の喝が飛ぶ


男子が黙る…


「それじゃあもう皆知ってると思うが転校生が来る」

“ワァ”っとクラスが盛り上がる


「ハァ…それじゃあ入って」


ガララっと教室のドアが開く…


男子が叫びながらクラッカーを鳴らしたりしている…

お前等それどっから持って来てん?


「男子黙れ!」


騒いでいた男子が座る…


男子が総立ちやったから転校生見えへんかった


これでやっと見える…


昨日の女の子やった…


まぁそれはええ…


問題はその女の子の髪…


昨日はフード被ってたから見えへんかったけど…


腰ぐらいまでの長さ…


女の子の髪は綺麗な赤色をしてた…


「それじゃあ自己紹介お願い」


「はい。はじめまして、私佐倉 茜(さくら あかね)と言います。どうか仲良くしてください。」


クラス中から拍手やら歓声やらが送られる…


だが、俺は少女に見入っていた…


「それじゃあ席は…」


男子が自分の隣を希望する

「じゃあ一番静かな浅倉の隣でいいか…」


男子が全員うなだれる


少女が一番後ろの俺の席の隣に来る…


「あっ!昨日の…」


「あぁ、オス」


「昨日は助かりました」


「ええよ、お詫びやから」

少女が席に着く…


俺は少女に聞いてみた…


「なぁ、佐倉は…いや、茜はどんな空が好き?」


突然呼び捨てにされ驚いていたが彼女は答えた…


「私は…笑っている空と…」


十年前…俺はある少女に同じ質問をした…


綺麗な赤色の髪をした彼女はこう答えた…







「『茜空が好き』です。」

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