《MUMEI》

「何を言っているんだ。バカバカしい。」


「分かりました。では今日の19時に、捜している男を連れてきてあげましょう。」


「何だと、もし19時に連れて来れなかったら、お前はどうする。」


「そうですね…。あなたの好きなようにしていいですよ。」


「いいだろう。私の願いを買って良い。」


「ありがとうございます。契約として、あなたからあるものを貰います。」


「あるもの?なんだ、金か。」


「それは秘密です。」


「まぁなんでもいい。金はいくらでもある。」


私はドアに手をかけた。

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